今年はアレンスキー生誕150周年の記念イヤーですが、アレンスキーの生地であるロシアの古都ノヴゴロドでは公式に「アレンスキー・イヤー」とされているようです。こちらを参照→(http://podosokorskiy.livejournal.com/405006.html)。
そこでは5月末にモスクワやペテルブルグからも音楽家や研究者らが集まり、「国際音楽フォーラム」が開かれ、ほかにも1年を通してアレンスキーにちなんだ展覧会やコンサートが開催されるといいます。
またそれとは別に、今年の4月18日から6月10日までモスクワとペテルブルクで第1回青少年音楽フェスティヴァル《ロシアの夕べ》が開催され、4月18日にモスクワで開かれたその第1回がアレンスキー生誕150周年に捧げられています。プログラムは「2台ピアノのための組曲第2番」や「ピアノ三重奏曲第2番」など。
日本国内でも「150周年」を謳ってアレンスキー作品を取り上げる演奏会もちらほら見受けられますし、日本アレンスキー協会でも11月に札幌で演奏会を予定しております。
不当に低く扱われてきたアレンスキーですが、このアレンスキー・イヤーを機に、その作品の魅力が多くの人に認められるようになってほしいものです。