協会員が出演し、当協会が後援している演奏会のお知らせです。
協会の運営委員を務めるソプラノ歌手の松井亜樹さんが、文化庁委託事業〈平成24年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業〉の「新進演奏家育成プロジェクトリサイタル・シリーズ」の一環としてソロ・リサイタルを開きます。ピアノ伴奏は当協会副会長の高橋健一郎です。
第1部は「同名の詩によるロシアロマンスの数々」。例えば、プーシキンの同じ詩に、ラフマニノフとリムスキー=コルサコフがそれぞれ書いた歌曲が2曲続けて演奏され、それが6セット全12曲。同じ詩でも、作曲家によってまったく異なる曲調になるので、聴き比べると大変面白いです。さらに、歌曲の演奏の前にロシア語原詩の朗読と日本語訳詩の朗読が入ります。ロシア詩の朗読は札大教授のジダーノフ先生、日本語の方はフリーアナウンサー藪淳一氏。
第2部は「スラブ音楽の数々」と題し、ポーランドのモニューシュコの歌曲3曲、そしてドヴォルザークやスメタナによるチェコやスロヴァキア語の歌曲やアリア、そしてロシアの歌曲(ゲーテの詩による歌曲、泣き歌)と続きます。
【第1部】「同名の詩によるロシアロマンスの数々」
ラフマニノフ/リムスキー=コルサコフ:「歌うな、美しい乙女よ」
キュイー/ダルゴムィシスキー:「若者と乙女」
グリリョフ/キュイー:「あなたと貴方」
グラズノフ/バラキレフ:「あなたの声を聞くと」
キュイー/リムスキー=コルサコフ:「夜の静寂の中で」
チャイコフスキー/リムスキー=コルサコフ:「さらば、昔の不幸なことなど思い出すな」
【第2部】「スラブ音楽の数々」
モニューシュコ:「ネマン川に」、「金魚」、「神に誓って」
ドヴォルザーク:「お休み」
マルティヌー:「知りたがりの娘」、「悲しい若者」
スメタナ:オペラ『ダリボル』より「私はどうすればよいのか?」
〈ゲーテの詩によるロマンス〉
グリンカ:「グレートヒェンの歌」
チャイコフスキー:「ただ憧れを知る人のみが」
〈泣き歌〉
チャイコフスキー:「私は野の草ではなかったか」
ラフマニノフ:「悲しくも恋に落ちてしまった」
2013年3月15日(金)18:30開場、19:00開演
札幌コンサートホールKitara小ホール
入場料:2500円
チケットは事務局でも取り扱っております。ご用命は事務局(japan.arensky.society@gmail.com)まで。